成実漆器店

Lacquerware ECHZEN

越前漆器とは

伝統の美と技を、
       未来につなげていく。

成実漆器店は親子三代にわたり、福井県河和田地区で越前漆器を手掛けております。当店をより深くご理解いただけるよう、越前漆器の歴史や特徴、河和田地区の取り組みなどのストーリーをご紹介します。
 

Products

業務内容

 
暮らしになじむ漆器をプロデュース。

漆器の製造販売から修理まで。漆に関することなら、どんなことでもご相談を承っています。ご依頼を受けてオーダーで作ることも多く、お客様の使用環境や用途に応じた多彩な製品をプロデュース。生活様式の変化にも対応し、漆の持ち味や魅力をより広く伝えていけるよう努めています。

 
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漆器製造

越前漆器は地域全体で分業体制を確立しており、木地師、塗り師、蒔絵師など専門技術に特化した職人たちが腕をふるっています。
 

 
 
製品
 

主な製品

料理を盛り付ける盆や膳、椀などの漆器づくりを手掛けており、東京や京都の日本料理店やホテル、旅館様などでご利用いただいております。

 
 
酒器修理
 

漆器修理

漆器は「お直し」することで、長くお使いいただくことができ、手入れを重ねた漆器は経年美化により新品にはない味わいが生まれます。

 
 

Voice

お客様の声

ぎんざ春日
 

店主 吉井勝さま

当店は銀座で60年以上営業している割烹料理店です。成実漆器店さんとは10年以上のお付き合いで、これまでに会席盆やお椀、おしぼり受けなどの漆器類をお願いしています。私が東京マイスターを受賞したときには、パーティの記念品に丸い菓子盆を作っていただきました。小さな店なので、少ない注文数にも対応してくれるのはありがたいですね。成実社長は店にもこまめに顔を出してくださり、誠実なお人柄なので気持ちよくおつきあいさせていただいています。

 

ぎおん畑中
石塀小路かみくら

代表取締役 畑中誠司さま

お椀や八寸の器など京料理を盛り付ける漆器をお願いしています。成実漆器店さんは小回りが利き、こちらのオーダーにはスケッチや試作品で具体的に提案してくださり、価格も良心的です。京都の風物詩である祇園祭をテーマにした蒔絵の器もお願いしています。また、器や座敷机など漆器の修理にも対応いただいています。中には56回塗り直したものもあり、新品同様に仕上げてくれます。越前漆器はレベルが高く、これからも伝統産業としての漆器を残しつつ、発展して欲しいですね。

 

麻布かどわき
 

代表取締役 門脇俊哉さま

当店では松葉ガニや松茸など季節の食材を使った料理やトリュフの炊き込みご飯など独自の味を提供しています。成実漆器店さんには取り椀の製作や金継ぎ修理を依頼。成実社長は実直で、駆け引きのない付き合いができる人。オーダー通りに作成してくれるのはもちろん、こちらからの「こうした方がいい」というアドバイスにも素直に耳を傾けてくれるので、さらなる良い製品を生み出してくれると期待しています。今後は京うるしのような色気のある椀物の製作にも努めていただきたいですね。

 

東京會舘
 

総料理長 鈴木直登さま

お椀や平皿、お重、四方膳などの製作をお願いしています。塗り直しや傷の直しなど修繕がきくのが漆器の良さ。物を大切にする日本独特の気質が表れていると思います。成実漆器店さんにも江戸時代の器の図柄を復元してもらうなど、既存のものを今の時代に合うよう手直ししていただいています。越前漆器は生産量が多くリーズナブルなのが魅力。成実社長は熱心で行動力があり、東京まで足を運んで越前漆器をPRされています。今後も日本の伝統と技術を継承していただきたいですね。

 

東京エアポートレストラン 
 

総料理長 長島博さま

包丁の柄と鞘に漆を塗っていただいたのがお付き合いの始まり。以降、お椀や皿、茶懐石で使う道具の製作、名のある器の金継ぎなどをお願いしています。こちらの要望を理解して提案してくれ、助かっています。私は日本食普及の親善大使、及びクールジャパン・アンバサダーとして日本文化の発信に努めていますが、漆器は熱を伝えにくく繊細な料理を唇で味わえるので、外国人にも喜ばれます。成実社長も日本文化への造詣が深く、これからの時代に向けた漆文化の発信に期待しています。

 

いもぼう平野屋本店
[北村グループ]

店主/会長 北村憲司さま

成実漆器店さんとは20年来の付き合いです。代理店を通さない直接取引なので思いが直に伝わり、器だけでなく椅子やテーブルまでトータルコーディネートしてもらえるなどメリットは大きいですね。当店は300年続く京都伝統の味「いもぼう」を守り続けており、50100年使い続けている漆器の修理もお願いしています。漆器も料理の世界も時代の流れを読み、変化させていく努力が必要です。当店も料理店として昔から使われてきた漆器を今に継承し、本物の良さを伝えていきたいです。

 

伊勢定本店
 

本店和食料理長 老川喜三さま

当店は創業約80年、うなぎ蒲焼をはじめ、日本料理を中心に展開しています。何度も打ち合わせを重ねて作り上げた当店オリジナルのうな重の器は蒔絵で松葉を八角形の放射状に入れたデザインで、完成したときは漆黒の美しさや緻密に散りばめた金の美しさに感動を覚えました。成実社長は職人肌で、漆器の技法をはじめ文化や伝統などを丁寧に指導してくださいます。物を作る喜びや口伝としてのお仕事の継承、道具を扱う気持ちなどの会話の端々から、今の時代にどう対応していくか模索し、努力を重ねていらっしゃるのを感じています。

 

Workshop

会社概要

漆産業の集積地で技を磨き、
   お客様に寄り添うものづくりを。

成実嘉宣

代表

成実嘉宣 Narumi Yoshinori

越前漆器の発信地である福井県鯖江市河和田地区は、木地師や塗師、蒔絵職人などの職人をはじめ、問屋や販売店など漆産業に関わるスペシャリストが集積する全国でも珍しい漆器産地です。産地全体で分業体制を確立し、互いに連携しあいながら技を磨いてきた歴史があります。私たち成実漆器店は、そのような由緒ある河和田の地で、1934年(昭和9)に創業した漆器工房です。盆や膳、箱物に塗りを施す角物塗師として、茶道具、仏具、祝儀調度品など様々な製品を、親子三代にわたり手がけてきました。近年は料理用の器に軸足を移し、東京や京都の料理店やホテル、旅館様からもご用命をいただくなど、全国に販路を拡大しています。私たちの技術はお客様の声に耳を傾け、教えていただくことの積み重ねで、磨かれてまいりました。古来からの技法を継承しながら、現代の生活様式に合った樹脂製品やモダンテイストを取り入れたデザインなど、新たな試みも実践。これからもお客様のに寄り添うものづくりに真摯に取り組んでまいります。

商号

成実漆器店

代表者

代表 成実嘉宣

設立

1934年(昭和9年)

所在地

〒916-1237  福井県鯖江市北中町712

電話

0778-65-2226

ファクス

0778-65-3322

事業内容

漆器製造卸販売
漆器類修理、陶器類修理(金継ぎなど)
業務用食器類(漆器・陶器)製造販売

家具類(髙座卓・和椅子)製造販売

所属団体

越前漆器協同組合

Contact

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